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◉ サービス名

BlackBird

◉ サービス内容  

空港への行き帰り、市内の移動などはUberやLyftが便利であり、特にNYでは日常的に至る所でみる。距離が離れている場合、ライドシェアの移動は困難であるが、車以外のオンデマンド式移動方法は存在するのか。
そこでサンフランシスコ発BlackBird社が登場。オンデマンド式「フライト」シェア・サービスを提供し、Uber同様に客とチャーターサービスを繋げるプラットフォームである。安全性のあるチャーターサービスを提供する会社と提携し、需要の高いルートを通り、手頃な値段で航空券を販売している。(50分間のフライトが59ドルの航空券もある。)
サービスの利用は簡単。ユーザーは既存フライトに参加するか、もしくは新たなフライト・プランを作成することが可能。既存フライトに参加する場合、同じ行き先のフライトにアプリで予約を入れる。新たなフライトを作成する場合、ユーザーはルート、出発時間、航空機種、パイロット等を選び、フライト・プランを作ることが出来る。

パイロットは都合の良い時に、航空会社が定める運航計画に縛られず、自由にお金稼ぎができ、パイロット側でも有利である。更に、同社は航空機保有者向けのプログラムを設定しており、航空機を他のパイロット又は会社に貸し出すことが可能。
ここ数年間でBoeingの機体損失事故等の事件において規制が厳化している中、フライト・シェアのコンセプトはどのように成り立ったのか。アメリカ連邦航空局(Federal Aviation Administration)が定める規制上、パイロットとしてフライトに対する金銭の交付は禁じられている。一方、燃料、空港使用費などのフライト関連費用を乗客と分け、乗客とコスト分配してフライト運営は可能である。表面上、パイロットが走っているルートに同乗する形として処理される。
Uberは2023年までに空飛ぶタクシー「Uber AIR」を実用化しようとしている中、BlackBirdのフライト・シェア・サービスは既に実現されており、フライト・シェアの需要はどのくらいあるのか楽しみである。

◉ 設立年

2016年

◉ 累計資金調達額

1500万ドル


<出典>From the Alley:アメリカで注目すべきスタートアップを紹介するメルマガ
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