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企業概要

企 業 拠 点 :米国コロラド州デンバー
設 立 年 月 日 : 2023年
資金調達総額 :約630万ドル ※2026年6月に大手サイバーセキュリティ企業F5による買収
ファ ン ドス テ ー ジ:シード
リード投資家 :Uncork Capital, Operator Collective
従 業 員 数 :約10〜50名

【サービス内容】
企業内での生成AIツールの利用が急速に広がる一方で、従業員がIT部門の許可を得ないまま、ChatGPTやClaudeといった一般向けのAIサービスに社内の機密情報を入力してしまう、いわゆる「見えないAI利用」による情報漏洩のリスクが、大きな課題となっています。こうしたジレンマに対し、多くの企業は、AIの利用を完全に禁止するか、リスクを承知のうえで野放しにするか、いずれかの選択を迫られてきました。この課題を解決し、セキュリティを保ちながらAIによる生産性向上のメリットも享受できるようにする仕組みとして設立されたのが、SurePath AIです。

SurePath AIの仕組みが持つ最大の技術的な強みは、既存のネットワークセキュリティの仕組みと組み合わせることで、社内のネットワークを流れる通信そのものを直接とらえ、監視し、制御できる点にあります。従業員がどのような指示文をAIに入力し、どのAIモデルとやり取りしているかを、ひとつの仕組みで完全に把握できます。もし入力内容に個人情報や社外秘の情報といった機密データが含まれていた場合は、そのデータが社外に出る前に自動で検出し、内容を隠したり、送信自体をブロックしたりします。また、特定のメーカーに縛られない権限管理の仕組みも備えており、社員の役職や所属部門に応じて、利用できるAIモデルやアクセスできるデータの範囲を細かく設定できます。

同社は、企業向けソフトウェアやシステム開発の分野で豊富な経験を持つCasey Bleeker氏とRandy Birdsall氏によって設立されました。2024年11月には、Uncork Capitalが中心となり、Operator Collectiveも参加するシード資金調達で520万ドルを集め、注目されました。さらにその後、ネットワーク上でAIの利用状況を検知し、その意図を見分けるという同社の高い技術力が評価され、2026年6月には、サイバーセキュリティとネットワーク基盤の世界的大手であるF5による買収が発表されました。現在、SurePath AIの技術はF5の新しいAIセキュリティの仕組みの中核として組み込まれ、企業が安全に、そしてルールを守りながらAIを全社的に活用していくための、欠かせない基盤として機能しています。

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