企業概要
企 業 拠 点 :米国カリフォルニア州サンフランシスコ
設 立 年 月 日 : 2013年
資金調達総額 :約300万ドル
ファ ン ドス テ ー ジ:シード
リード投資家 :Uncork Capital (旧SoftTech VC), The VR Fund, Liquid 2 Ventures, SOSV, Anorak Ventures, Humana Ventures
従 業 員 数 :約10〜50名
【サービス内容】
弱視や斜視といった、両目でものを見る力に何らかの障害を抱える人々は、世界中に何千万人も存在します。これまでの主な治療法は、視力の良いほうの目を眼帯でふさぎ、無理やり視力の弱いほうの目を使わせるというものでしたが、子供にとっては苦痛を伴い、大人になってからでは効果が薄いという深刻な課題がありました。CEOのJames Blaha氏自身も、幼い頃から弱視と斜視に悩み、物を立体的に見ることができずにいましたが、大人になってから、開発者向けに公開されていたOculus Riftの機材を使って自らVRプログラムを作り上げ、視力を改善することに成功しました。この経験をもとに、元IBMのエンジニアであるManish Gupta氏らとともに2013年に設立したのが、Vivid Visionです。
同社が提供するのは、仮想現実の技術と、感覚を鍛える科学的な知見を組み合わせた、新しいタイプの視覚トレーニング用ソフトウェアです。患者がヘッドセットを装着すると、システムは、視力の強いほうの目にはあえて見えにくくした映像を、視力の弱いほうの目には鮮明な映像を、左右それぞれに分けて映し出します。これにより、脳が両方の目から得た情報を一つにまとめて処理するよう、自然に促されていきます。宇宙船の操縦やバスケットボールといった楽しいVRゲームを遊んでいるうちに、無理なく、かつ効果的に脳の視覚を司る部分が鍛えられていくため、従来の単調な治療法に比べて、患者のやる気を高く保つことができます。
Vivid Visionの仕組みは、眼科医や検眼医の管理のもとで使用されるよう設計されており、クリニックでの治療だけでなく、自宅でのリモート治療にも対応しています。現在では北米を中心に、世界各地の眼科クリニックで導入が進んでおり、日本を含むアジア市場やヨーロッパへも展開を広げています。Uncork CapitalやThe VR Fundといった著名な投資会社から資金支援を受け、VR機器を活用したデジタル療法の成功例として、医療・ヘルスケア分野に新しい可能性をもたらしています。


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