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企業概要

企 業 拠 点 :韓国・ソウル / 水原
設 立 年 月 日 :2024年1月
資金調達総額 :非公開
現在のファンドステージ:プレシリーズA
リード投資家 :Coolidge Corner Investment, 500 Global, Bluepoint Partners, Impact Square, MYSC
従 業 員 数 :約10名未満

【サービス内容】
東南アジアをはじめとする世界の農業現場では、安価な化学肥料を使いすぎることによる土壌の劣化と水質汚染が、深刻な問題となっています。また同時に、海では気候変動の影響で特定の海藻が大量に発生し、沿岸部に打ち上げられて養殖場や船舶に大きな被害をもたらす、厄介な存在として廃棄処理に悩まされています。NGO活動を通じてベトナムの農業が抱える課題を目の当たりにした若き起業家、申正宇(シン・ジョンウ)氏が、この二つの課題を同時に解決するために設立したのが、韓国発の農業テクノロジー企業Plantner(プランツナー)です。

Plantnerの中核技術は、廃棄され放置されている海藻から、植物の成長を促す天然のホルモンと、アルギン酸と呼ばれる成分を取り出す技術にあります。このアルギン酸を使って有機肥料に独自の膜をコーティングすることで、作物が栄養を必要とするタイミングに合わせて、必要な量だけをゆっくりと溶け出させる仕組みを実現しました。これにより、土の中に特殊な構造が生まれ、雨などによって肥料が流れ出てしまう無駄を大きく防ぐことができます。従来の化学肥料に比べて使用量を減らしながら、収穫量を最大で2割向上させ、同時に土壌汚染や二酸化炭素の排出も抑える、画期的な仕組みです。

さらに同社は、単なる肥料メーカーにとどまらず、これまで全量を輸入に頼っていた、価値の高い海洋由来の素材であるアルギン酸の国産化と量産化を進めています。アルギン酸は、医療用カプセルの被膜や美容業界でも幅広く使われる、自然に分解される素材であり、その精製の工程においても有害な化学物質を使わない、独自のクリーンな技術を確立しています。

創業からわずかな期間で、500 Globalといった世界的な投資会社から出資を受け、韓国政府の技術系スタートアップ支援プログラムにも選ばれました。現在はベトナムのメコンデルタ地域で、1万2000坪規模の広大な実証事業を展開するなど、世界規模での事業化を急ピッチで進めています。CEOの申氏は、フォーブス・コリアが選ぶ「30歳未満の注目の30人」の2026年版にも選出されており、海洋廃棄物を新たな価値あるものへと転換し、持続可能な循環型の農業を実現する、期待の高いスタートアップとして注目を集めています。

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