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企業概要

企 業 拠 点 :シンガポール
設 立 年 月 日 :2019年
資金調達総額 :約363万米ドル
現在のファンドステージ:Later Stage VC
リード投資家 :Temasek Foundation, 500 Global (旧500 Durians), SEEDS Capital, Entrepreneur First, Antares Ventures, Spectrum Impact
従 業 員 数 :約18名

【サービス内容】
温度管理が厳格に求められるバイオ医薬品やワクチンの輸送、さらには安全性の向上と省スペース化が求められる電気自動車のバッテリー分野において、高性能な断熱材への需要が世界中で急増しています。地球上で最も軽い固体であり、究極の断熱材とも呼ばれるエアロゲルは、優れた断熱性を持ちながらも、これまで非常に壊れやすく、製造時に粉塵が発生しやすいことや、高コストであること、そして大量生産の難しさがネックとなり、航空宇宙といった限られた分野でしか使われていませんでした。こうした産業界の長年の悩みを解決するために、シンガポールで材料科学の専門家チームが2019年に設立したディープテック・スタートアップが、Krosslinkerです。

同社は、独自の特許技術である、水を使った疎水性エアロゲルの製造方法を開発し、薄くて軽く、耐久性も高いシリカエアロゲル複合材の製造に成功しました。最大の強みは、従来の製法が抱えていた限界を突破した点にあります。

独自の特許技術により、これまでのエアロゲルが抱えていた壊れやすさや粉塵の発生、高コスト、大量生産の難しさといった課題を根本から克服し、最高水準の断熱材を、より幅広い市場に届けられるようにしました。

この革新的なエアロゲルは、マイナス196度という極めて低い温度環境での試験もクリアしており、ドライアイスなどの冷却材と組み合わせることで、医薬品を輸送する際に温度が許容範囲を外れてしまうリスクを、極限まで抑えることができます。

具体的な成果として、シンガポール最大級のディープテック・ピッチコンテストである「SLINGSHOT」において、世界のトップ50スタートアップに選ばれたほか、すでにシンガポール、インド、タイの顧客に向けて製品を提供しています。資金面では、Temasek FoundationやSEEDS Capital、500 Globalといった力強い支援を受けており、2024年9月には後期段階の資金調達で225万米ドルを調達し、これまでの調達総額は約363万米ドルに達しました。今後は、輸送用パッケージングを足がかりに、電気自動車のバッテリーや建築・建設分野の省エネ化へも事業の幅を広げ、世界のサプライチェーンにおける脱炭素化を支える重要な存在となることが期待されています。

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