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◉ サービス名

Public Goods

◉ サービス内容

自ら製造した商品を直接顧客に販売するDirect to Consumer(D2C)モデルを利用しているスタートアップは急激に増えている。中間業者を極力省くことにより、質の高い商品を手頃な値段で売ることができ、Warby Parker(眼鏡)、Casper(マトレス)等のメガ・スタートアップが利用している販売形態である。

その中で最もユニークだと思うのが、ブルックリン発のスタートアップ、Public Goodsである。石鹸、タオル、洗剤等の家庭用品を製造し、D2C形態で販売している。ユニークなのが、Costco同様に年会費 (59ドル)を請求し、会員に原価で商品を販売する収益モデルを実現している点。また、無印商品に近い、シンプルなブランディング戦略を実現しており、マーケティング費用を抑えている点である。結果、会員は小売価額の約70%のコストを削減することが出来る。また全商品がビーガン、無パラベン、グルテンフリー、動物実験抜きで、自然な健康素材を使用しているため、健康志向、または環境志向の高い顧客層からも注目を浴びている。

Public GoodsはKickstarterのプロジェクトとして始まり、開始後10日以内に2千人以上から2万ドルを調達した経緯を持つ。その後、創業者はオンラインでAMAセッションを定期的に開催し、顧客からフィードバックを集め、今のビジネスモデルに辿り付いた。Costco とWarby Parkerのビジネスモデルを組み合わせた、顧客中心的なコンセプトであり、今後も注目すべき会社である。

◉ 設立年

2016年

◉ 累計資金調達額

300万ドル


<出典>From the Alley:アメリカで注目すべきスタートアップを紹介するメルマガ
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