企業概要
企 業 拠 点 :ドバイ
設 立 年 月 日 :2020年
資金調達総額 :非公開
現在のファンドステージ:シード
リード投資家 :500 Global, Sanabil Investments
従 業 員 数 :約10〜50名
【サービス内容】
世界中で欠かせないタンパク源となっている養鶏産業は、非常にスピードが速く、多くのデータを扱う業界であるにもかかわらず、現場では今なお紙とペン、あるいは複雑な表計算ソフトを使った、担当者の経験と勘に頼る管理が主流となっています。こうしたデジタル化の遅れと非効率さを解決するために、データ管理・分析の博士号を持つNeamat ElTazi氏らがアラブ首長国連邦のドバイで設立したのが、養鶏に関わる一連の流れに特化したAI活用の仕組み、PoultrySyncです。
PoultrySyncが提供するのは、小規模な養鶏農家から、孵化場や屠畜場、飼料工場までを含む大規模な生産の流れに至るまで、あらゆる生産データをクラウド上で自動的に集め、一元管理できる仕組みです。既存の基幹システムとも滑らかに連携でき、複雑な設定なしにわずか数日で導入が完了します。
最大の特徴は、集めたデータをもとにした強力な予測機能です。AIが鶏の成長度合いを最大98%という高い精度で予測し、飼料をどれだけ与えるのが最適か、病気などの異常の早期発見、そして出荷に最も適したタイミングを、リアルタイムで示してくれます。これにより、無駄なコストを削減し、生産者の利益を最大化するだけでなく、国レベルでの食料安全保障の戦略にも役立つ、正確なデータを提供することが可能になります。
2024年5月には、世界有数の投資会社である500 Globalと、サウジアラビアの政府系ファンドSanabil Investmentsが共同で運営するシード投資向けのアクセラレータープログラムに採択され、資金調達を実施しました。また同年、国連食糧農業機関が開催したWorld Food Forumにおいて、食品加工分野のデジタル革新を対象としたスタートアップ・イノベーション・アワードの最終候補にも選ばれています。中東やエジプト市場だけでなく、アメリカでの試験的な展開も進めており、大企業が持つような高度なデジタル技術を小規模農家にも届ける、画期的な農業テクノロジーとして急成長しています。


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