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◉ サービス名

ROOM

◉ サービス内容

「コミュニケーション」と「コラボレーション」を両立させるためのオフィスのオープンレイアウトが今主流となっている。しかし米国の会社員の約7割以上がオープン・レイアウトのオフィスで働いているにも関わらず、オープンレイアウトを快適に感じる人が少ないのが実態である。その理由は、騒がしい、邪魔が多い、落ち着かないなど、オフィスでもある程度のプライバシーが必要と考える会社員が増えているためである。

このような状況の中で、少しずつ注目を浴び始めているのが、フォン・ブース(公衆電話のブース)というレイアウト。コンセプトは公衆電話のブースのデザインを利用し、オープン・オフィスでも周りを気にせず、仕事に集中できる、プライベートな個室である。このフォン・ブースをデザイン・販売しているのがROOM。ブース・コンセプト自体はそれほど新しくなく、TalkBox、Zenbooth等の競合が存在する。しかし、ROOMのブースの強みは配達料が無料、さらに、ブースの組み立てが簡単なところにある。販売価格も競合より半額の値段であり、多くのスタートアップ企業にも販売している。既にNASA、Nike、JP Morgan等の顧客に販売済みであり、200社以上の顧客を持つ。

オフィスでは「オープン」の発想が多いが、従業員の効率性を向上させるにはプライバシーも重要。次々と新しい形の会社、業界が増え、働き方が変化している中、オフィスレイアウトの根本的な変化も必要なのは納得出来る。

◉ 設立年

2017年

◉ 調達情報

2018年8月15日(シード) 200万ドル


<出典>From the Alley:アメリカで注目すべきスタートアップを紹介するメルマガ
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