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企業概要

企 業 拠 点 :米国ペンシルベニア州コンショホッケン
設 立 年 月 日 :2002年
資金調達総額 :非公開
現在のファンドステージ:プライベート
リード投資家 :非公開
従 業 員 数 :約10〜50名

【サービス内容】
広大な国土を持つアメリカでは、石油や天然ガスのパイプラインといった重要な社会基盤の見回りや点検が、暮らしを支えるために欠かせない業務となっています。これまで、こうした見回りには人が操縦するヘリコプターや小型飛行機が使われてきましたが、パイロットにとって非常に危険な任務であるうえ、多額の運用コストと大量の二酸化炭素排出を伴うという課題を抱えていました。この危険な空の任務を無人化し、エネルギー産業における安全で拡張性の高い監視の仕組みを築いているのが、ペンシルベニア州に本社を置くAmerican Aerospace Technologies, Inc.、通称AATIです。

同社が独自に開発した主力の無人航空機「AiRanger」は、一般的な小型ドローンとは一線を画す、産業用の中型無人機です。翼の幅はおよそ5メートル、最大離陸時の重さはおよそ99キロに達し、高度およそ4,500メートルの空域を最大12時間にわたって飛び続ける能力を持っています。この機体に搭載された独自のセンサーと、Iridiumが提供する遅延の少ない世界規模の衛星通信網を組み合わせることで、遠く離れた場所からでも、パイプラインの漏れや基盤への脅威に関する実用的なデータを、リアルタイムで集めて送ることができます。

2024年5月、AATIはアメリカ連邦航空局から、重さ55ポンドを超え、高度400フィート以上を飛ぶドローンが、操縦者の目視によらず飛行することを認める、アメリカ初となる特例の承認を獲得するという、画期的な節目を迎えました。

これまでのアメリカの航空規制では、ドローンは原則として、地上の監視員が直接目で確認できる範囲でしか飛行できず、これが運用範囲を広げるうえで最大の壁となっていました。AATIは、長年の開発パートナーであるエネルギー大手Chevron(シェブロン)と共同で、カリフォルニア州サンホアキン・バレーにおけるパイプラインの監視において、この規制の壁を突破することに成功しました。

AiRangerによる無人での見回りは、人間の乗組員を危険にさらすことなく、従来の有人での見回りに比べて二酸化炭素の排出量を35分の1にまで削減します。アメリカの空域における無人航空機の商用利用に新しい時代を切り開く、航空の歴史に残る重要なスタートアップとして、大きな注目を集めています。

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