企業概要
企 業 拠 点 :米国カリフォルニア州サンフランシスコ
設 立 年 月 日 :2023年
資金調達総額 :約5700万ドル
ファ ン ドス テ ー ジ:シリーズB
リード投資家 :Mayfield, Benchmark, Uncork Capital, Y Combinator, Mantis, FundersClub
従 業 員 数 :約50〜150名
【サービス内容】
米国の売上税制度は世界で最も複雑と言われています。国レベルの一律の消費税が存在しない代わりに、州、郡、市など1万1000以上の税務管轄区がそれぞれ独自の税率やルール、申告期限を設けています。ECサイトやSaaSの売上が成長し、他州の顧客への販売が一定の基準を超えると、企業はそれぞれの州で事業者登録を行い、正確な計算と納税を行う義務が生じます。この膨大でエラーが許されないコンプライアンス業務の負担を取り除き、「完全に自動化」するために2023年に設立されたのがNumeralです。
従来の税務ソフトウェアの多くは「税率の計算」しか提供しないか、導入に多大なコストと時間がかかるエンタープライズ向けの重厚長大なシステムでした。Numeralは、Stripeの元エンジニアであるCTOらによって構築されたモダンでAPIファーストなプラットフォームであり、Shopify、Stripe、NetSuiteなどの既存のツールと数分で連携します。システムの最大の特徴は、単なる税率の計算にとどまらず、税務リスクの監視、各州への事業者登録、毎月・四半期ごとの申告、そして実際の納税から免税証明書の管理に至るまでのオペレーション全体を「自動操縦(オートパイロット)」で行う点にあります。
顧客は税務対応に「毎月5分以下」しか時間を割かなくて済むよう設計されており、万が一Numeralのシステムが申告期限を逃した場合には、遅延ペナルティや利息を同社が全額カバーするという強力な保証を提供しています。この圧倒的な手軽さと安心感から、RidgeやEight Sleepなどの人気DTCブランドを中心に、設立からわずかな期間で2000社以上の顧客を獲得しました。
Y Combinatorを卒業後、急速にスケールし、2025年9月にはMayfieldが主導し、BenchmarkやUncork Capitalが参加するシリーズBラウンドで3500万ドルの大型調達を実施しました。現在では米国内にとどまらず、世界60カ国以上の付加価値税対応へと機能を拡張しており、グローバルなコマースを裏側で支える次世代のインテリジェントな財務インフラとして業界を席巻しています。


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