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企業概要

企業拠点:台湾・台南市
設立年月日:2017年
資金調達総額:非公開
現在のファンドステージ:アーリーステージ
主要投資家:非公開
従 業 員 数 :約11〜50名

【サービス内容】
台湾をはじめとする世界中の農業現場では、農家の高齢化と深刻な働き手不足が進んでおり、炎天下での過酷な農薬散布や種まき作業は大きな負担となっています。また、手作業による過剰な農薬使用は、作業員の健康被害や土壌・水質の汚染といった環境問題も引き起こしてきました。こうした課題を解決するために、航空宇宙工学を専門とするエンジニアたちが台湾で2017年に設立したのが、農業用の無人航空機と精密農業の仕組みを提供するEarthgen Technology(擎壤科技)です。

Earthgenの主力製品は、AIと農業データを組み合わせた、完全に自律で動く大型の農業用ドローンです。最新モデルの「EG5 Plus」は、農薬散布用の30リットルの大容量タンクと、種子や肥料をまくための40リットルの散布装置を搭載しており、1時間の飛行で12〜15ヘクタールもの広大な農地をカバーすることができます。同社によれば、このドローンを活用することで、人の手作業と比べて20倍の速さで作業をこなしながら、農薬が周囲に飛び散る量を3割減らし、同時に農家の収穫量と作業の安全性を大きく向上させることが可能だといいます。

同社の最大の強みは、すべての機体が台湾国内で製造されているという点にあります。現在、世界の商業用ドローン市場は、特定の国の製品に大きく依存していますが、各国の農業やインフラに関するデータが海外のサーバーに送られてしまう情報セキュリティ上のリスクが、急速に懸念されるようになっています。Earthgenの仕組みは、こうしたサイバーセキュリティへの懸念を完全に取り除いた、安心して使える技術基盤として設計されています。

さらに、単に機体を販売するだけにとどまらず、パソコンやスマートフォンから複数のドローンを一括で管理できる仕組みや、ドローンの操縦者同士をつなぐ独自のネットワークも展開しています。現在、台湾国内に10の拠点を構えるだけでなく、ヨーロッパ、アフリカ、南米といった世界市場への輸出にも成功しており、台湾が持つ高度な情報通信・航空技術で、世界の農業のデジタル化を牽引する注目企業です。

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