企業概要
企 業 拠 点 :インドネシア・西ジャワ州バンドン
設 立 年 月 日 :2022年
資金調達総額 :約920万ドル
現在のファンドステージ:シリーズA
リード投資家 :Insignia Ventures Partners, Intudo Ventures, 500 Global, Rabo Foundation, Amartha
従 業 員 数 :約50〜100名
【サービス内容】
インドネシアをはじめとする東南アジアの農業分野では、多くの小規模農家が質の低い肥料や種子、限られた資金調達の手段、そして非効率な栽培方法に頼らざるを得ない状況にあり、それが土壌の劣化や収穫量の伸び悩みといった悪循環を生み出しています。こうした課題を解決するため、農業の生産現場や資材調達といった上流の工程に特化し、幅広い解決策を提供しているのが、2022年創業のスタートアップElevarm(エレファーム)です。
Elevarmの最大の特徴は、単なる農産物の売買の場にとどまらず、研究開発から技術、さらには資金調達までをまとめたひとつの仕組みを築いている点です。同社の研究開発部門である「NextBio」は、地元の農業環境に適した高品質な有機肥料や、植物の生育を助ける天然由来の資材、そして種子を自社で開発し、提供しています。これにより、化学肥料への過度な依存を減らし、土壌を回復させながら収穫量を高めていく、持続可能な農業のあり方を後押ししています。
さらに、Elevarmは農家向けに特化した独自のセンサー機器やスマートフォンアプリを展開しています。土壌の健康状態をデジタル顕微鏡で分析する「KlinikTani」というサービスや、栽培から収穫後までのデータをリアルタイムで確認できるAIの管理画面を提供しており、農家がデータに基づいて的確な判断を下せるよう支援しています。また、AmarthaやRabobankといった金融機関と提携し、農家が質の高い資材を購入するための、安心して利用できる融資の仕組みも提供しています。
同社は西ジャワや中部ジャワなどで急速に事業を広げており、すでに数万人の農家を支えています。2025年3月には、Intudo Venturesが中心となったシリーズAの資金調達で425万ドルを集めるなど、東南アジアの農業の基盤を根本から変え、気候変動への対応と農家の収入向上の両立を目指す期待の農業テック企業として、世界中の投資家から熱い視線を集めています。


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