企業概要
企 業 拠 点 :米国カリフォルニア州サンフランシスコ
設 立 年 月 日 : 2012年
資金調達総額 :約1億700万ドル
ファ ン ドス テ ー ジ:シリーズC
リード投資家 :Founders Fund, First Round Capital, Bain Capital Ventures, Maverick Ventures, Uncork Capital
従 業 員 数 :約100〜150名
【サービス内容】
ネット通販の世界では、顧客がどの広告をクリックして商品を購入したのかを、正確に追跡することができます。しかし、レストランやカフェ、小売店といった実店舗では、ネット上で配信した広告が実際にどれくらいの来店につながったのかを測定することが、長年の課題でした。こうしたオンラインとオフラインの分断を、店舗が提供する無料のお客様向けWi-Fiを活用することで解決しようと設立されたのが、Adentroです。同社は、著名な起業支援組織Atomicの一員として、Jack Abraham氏によって「Zenreach」という名前で2012年に創業され、2021年に、実店舗とのつながりをより直接的に表す現在の名称へと生まれ変わりました。
Adentroの仕組みは、店舗に設置されたお客様向けWi-Fiのネットワークと連動して機能します。来店した顧客が無料Wi-Fiに接続する際、メールアドレスなどの連絡先を入力してログインすると、システムが自動的に詳しい顧客の情報を蓄積していきます。これにより、店舗は誰が、いつ、どれくらいの頻度で来店しているかといった来店履歴を、正確に把握できるようになります。
さらにAdentroは、こうして集めた自社ならではの顧客データを活用し、狙いを定めた広告を配信します。最大の強みは、同社が独自に打ち出している「来店率」という指標です。オンライン広告を見た顧客の端末が、後日実際に店舗のWi-Fiの電波が届く範囲に入ったことを検知することで、デジタル広告がどれだけ直接的に来店につながったのか、その効果を正確に測定できるようになります。
これまでに、ピーター・ティール氏が率いるFounders FundやFirst Round Capital、Maverick Venturesなどから、1億ドルを超える資金を調達しています。Peet’s Coffeeといった大手チェーンから地域の個人経営の店舗まで、数千もの実店舗の集客とマーケティングを支援しており、プライバシー保護のルールが厳しくなり外部データへの依存が難しくなる中、実店舗ならではの独自データを築き上げる強力な仕組みとして、業界をリードしています。


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