企業概要
企 業 拠 点 :米国カリフォルニア州コスタメサ
設 立 年 月 日 :2017年
資金調達総額 :直近のシリーズHラウンド単独で50億ドル
ファ ン ドス テ ー ジ:シリーズH
リード投資家 :Thrive Capital, Andreessen Horowitz, Founders Fund
従 業 員 数 :数千名規模
従来の防衛産業は少数の巨大企業によるハードウェア開発が中心であり、製品の完成までに何年もの歳月を要していました。また、一度配備されたシステムのソフトウェアを最新の状態に保つことも難しく、変化の激しい現代の安全保障環境に十分に対応できていないという課題がありました。この硬直化した防衛の仕組みをテクノロジーの力で変革し、ソフトウェアを中心とした迅速で柔軟な防衛システムの構築を目指して設立されたのが、米国カリフォルニア州に拠点を置くAndurilです。
同社は「Lattice」と呼ばれる独自の人工知能オペレーティングシステムを中核として、空を飛ぶ無人戦闘機や海中の自律型潜水艇、そして各種センサーをシームレスに連携させるプラットフォームを開発しています。ソフトウェアの力で大量のデータをリアルタイムに解析して脅威を特定し、自律的な判断と行動を支援します。さらに、製品の開発だけでなく製造プロセスの革新にも取り組んでおり、「Arsenal 1」と呼ばれる新しい兵器製造施設を建設して、低コストな防衛システムをかつてない速度で大量生産できる体制を整えています。
地政学的な緊張が高まる中、中東や台湾をはじめとする同盟国からの需要が急増しており、2026年6月にはクウェートに対して約19億ドル規模の対ドローン防衛システムを販売することが承認されました。事業規模も急速に拡大しており、2025年には売上が22億ドルに達しました。2026年春に実施されたシリーズHの資金調達ラウンドでは、Thrive CapitalやAndreessen Horowitzといった著名な投資家から50億ドルという巨額の資金を集め、企業評価額は610億ドルに到達しました。シリコンバレーの技術力を防衛分野に持ち込み、世界の安全保障のあり方を根本から再構築する企業として市場を牽引しています。


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