企業概要
企 業 拠 点 :インド・ベンガルール
設 立 年 月 日 :2016年4月
資金調達総額 :約983万ドル
現在のファンドステージ:シリーズA
リード投資家 :MassMutual Ventures, 500 Global, TLabs, Times Internet, EMVC, Faad Capital
従 業 員 数 :約50〜100名規模
【サービス内容】
インドでは、国民の多くが十分な医療保険に加入しておらず、病気やけがをした際の医療費の大半を自己負担で支払っています。これにより、予期せぬ医療費が家計を圧迫し、貧困に陥ってしまうケースが社会問題となっています。また、かかりつけ医の仕組みがまだ十分に整っていないため、病気の予防や早期発見が遅れてしまうという課題もありました。こうしたインド特有の医療課題を根本から解決するために設立されたのが、バンガロールを拠点とするヘルステック企業、Clinikk(クリニック)です。
Clinikkは、質の高い医療へのアクセスと、経済的な負担を和らげる医療保険とをひとつにまとめた、新しいタイプの定額制サービスを提供しています。利用者は少額の月額料金、およそ500ルピー、日本円で数百円程度から支払うことで、幅広いサービスを受けることができます。
まず、バンガロールやハイデラバードなどに展開する自社の診療拠点では、医師による対面診察やオンライン診療、処方薬、そして基本的な検査を、追加費用なしで受けることができます。過剰な検査や投薬を避け、待ち時間もできるだけ短くなるよう設計されています。また、大きな手術や入院が必要になった場合でも、提携する保険会社を通じた医療保険が適用され、提携先の病院では現金を用意しなくても治療を受けられる仕組みになっています。
同社の強みは、患者の継続的な医療データを技術基盤によって管理し、病気になってから治療するという対応型の医療から、日頃から健康を維持していく予防型の医療へと転換させている点にあります。
特に、ギグワーカーや現場で働く労働者など、これまで民間の医療サービスから取り残されがちだった数万人規模の会員を支えており、アメリカのMassMutual Venturesや500 Globalといった有力な投資会社からの支援を受けています。金融と医療の垣根を取り払い、インドの医療の仕組みをより多くの人に届ける、今もっとも注目すべきデジタルヘルス・スタートアップです。


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