企業概要
企 業 拠 点 :米国イリノイ州シカゴ
設 立 年 月 日 : 2008年
資金調達総額 :上場企業
現在のファンドステージ:上場
リード投資家 :機関投資家(Pale Fire Capital など)
従 業 員 数 :約2,000〜3,000名
【サービス内容】
2008年の創業時、一定の人数が集まれば大幅な割引が受けられるという共同購入の仕組みで一世を風靡し、史上最速レベルで売上10億ドルを突破したことで知られるGroupon(グルーポン)。最盛期には数万人の従業員を抱え、2011年には華々しく株式上場を果たしました。しかしその後、競合の台頭や、この事業の仕組みそのものが長続きするのかという課題、さらには加盟店側から、単なる安売りによってブランドの価値が下がってしまう、あるいは赤字になってしまうといった不満が上がり、同社は長期にわたる業績の低迷と、複数の国からの撤退や大規模な人員削減といった事業縮小を余儀なくされました。
今のGrouponは、かつてのような日替わりの過度な割引クーポンサイトという姿から完全に脱却し、消費者と、レストランやスパ、美容、レジャー体験といった魅力ある地域の店舗とを結びつける、体験を軸にした地域密着型の仕組みとしての再生に力を注いでいます。消費者は、単なる安さだけでなく、新しい体験との出会いを求めてこのサービスを訪れるようになっており、加盟店側も、新しい顧客を獲得し、つなぎとめるための宣伝の手段としてGrouponを活用する方向へと考え方を変えつつあります。
近年、同社の筆頭株主であるチェコの投資会社Pale Fire Capitalが中心となって経営陣が刷新されました。現在は同ファンドのパートナーでもあるDušan Šenkypl(ドゥシャン・シェンキプル)氏がCEOとして指揮を執り、厳しいコスト管理と業務の効率化、そして技術基盤の刷新を進めています。2026年現在、時価総額は10億ドル規模まで回復する場面も見られており、市場からは事業再生の進み具合が注目されています。
かつて急成長企業の象徴とされたGrouponが、持続可能で価値のある地域密着型の商取引の基盤へと生まれ変わろうとしている取り組みは、成熟したプラットフォーム型のビジネスがどのように立て直しを図っていくのかを示す、テック業界における重要な事例となっています。


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