企業概要
企 業 拠 点 :米国ペンシルベニア州フィラデルフィア
設 立 年 月 日 : 2018年
資金調達総額 :約1億1600万ドル
ファ ン ドス テ ー ジ:シリーズC
リード投資家 :Andreessen Horowitz (a16z), Redpoint Ventures, FirstMark Capital, Salesforce Ventures, HubSpot Ventures
従 業 員 数 :約200〜500名
【サービス内容】
企業間ビジネスにおいて、他社との提携関係は、新規開拓や成約率を高めるための最も強力な武器のひとつです。しかし、自社の見込み客リストと提携先企業の顧客リストを照らし合わせ、共同で営業をかけるべき相手を洗い出す「アカウントマッピング」という作業は、これまでExcelなどの表計算ソフトを使った手作業に頼らざるを得ませんでした。この作業は非常に非効率であるだけでなく、お互いにとって機密情報である顧客データベースを、そのまま相手に渡してしまうという深刻なセキュリティ上のリスクも抱えていました。こうした課題を解決し、提携による収益化を技術の力で自動化するために設立されたのが、Crossbeamです。
Crossbeamが提供する仕組みは、企業間のデータを安全に取り次ぐ、いわば信頼できる仲介役として機能します。参加企業がSalesforceやHubSpotといった自社の顧客管理システムをCrossbeamに接続すると、システムはお互いのデータベースを暗号化した状態で読み込みます。そして、各企業があらかじめ設定した公開のルールに基づいて、両社に共通する見込み客や、片方にとってはすでに顧客だがもう片方にとっては新規のターゲットとなる企業だけを、安全に見つけ出して共有します。これにより、企業はデータベース全体の機密性を完全に保ったまま、協力すべき相手をピンポイントで見つけ出すことができます。
さらに近年では、AIや機械学習をこの仕組みに組み込み、どの提携先と組めば最も収益が上がるか、どの相手を最優先で共同販売すべきかといった気づきを、自動で予測し提案する機能も強化しています。
Crossbeamのこうした取り組みは、「提携関係を軸にした事業成長」と呼ばれる新しいB2B戦略の流れを生み出しました。Andreessen Horowitzといった有力な投資会社から多額の資金を調達し、2024年には最大の競合であった欧州のReveal社との合併を発表しました。数万社が参加する世界最大級のアカウントマッピングの仕組みとして、今のB2B向けクラウドサービス業界において欠かせないデータ共有の基盤となっています。


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