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◉ サービス名

Fetcher

◉ サービス内容  

小さなスタートアップに対して新たな採用は相当の時間と費用が掛かり、採用担当にとって大きな問題点である。人材紹介会社を起用する場合、各採用者に$2万~$3万ドルの費用が掛かり、独自で探す場合、数時間ほど掛かる。よって、採用管理ツール市場の急成長は驚くことでもない。


AIを活用した採用管理ツールは沢山存在する。しかし、人材を積極的に採用するツールは少ない。2015年に設立されたFetcherは企業にとって最適な人材は既に働いている人だと見ており、就業者及び失業者を含め、採用者に連絡する自動ツールを提供している。雇用活動に専門的知識が必要でも、リクルーターを雇わず、FetcherのAIツールで採用担当が求めているスキル・資格などが自動的に抽出され、採用管理を行うことができる。競合の採用管理ツールは専門的知識を持つリクルーターに頼る必要があり、且つ求職者の発掘、連絡作業も手間が掛かる。


AIツールの他、Fetcherは求職者へのメッセージの下書きを作成するチームを設けており、競合にはない付加サービスも提供している。このサービスにより求職者からの回答率が高くなる。尚、当社は顧客のGmail、Outlookと接続し、求職者への補足メールを含め連絡プロセスを全て自動化する。昨年、Fetcherを利用した雇用者の27%は2、3回目の補足で回答し、効率的なサービスである。この自動化された雇用のアプローチは人材紹介会社を雇うより20倍安い。
当社はPeloton、Digital Ocean、Equinoxなどの顧客を保有している。SaaS型のビジネスモデルを活用しており、各職務につき月料を請求し、成功報酬は請求しない。
人材業界はディスラプションの影響を受けており、Fetcherのような連絡・補足サービスは人材紹介会社の付加価値を中傷し、ディスラプションは今後ももっと続くであろう。人材紹介会社の価値は将来なくなるのだろうか疑問。

◉ 設立年

2015年1月

◉ 累計資金調達額

680万ドル


<出典>From the Alley:アメリカで注目すべきスタートアップを紹介するメルマガ
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