動物を一切使わない持続可能な本物の乳製品を開発している企業Remilk(リミルク)

◉企業概要
Remilk社は、培養乳と乳製品の製造を専門とするイスラエルの多国籍企業。同社はCEOのアビブ・ウォルフとCTOのオリ・コハヴィによって2019年に設立された。乳牛が生産する牛乳と同一の化学化合物を持つ乳タンパク質を生産する酵母ベースの発酵方法を開発。

◉サービス名
Remilk(リミルク)（ https://www.remilk.com/ ）

◉サービス紹介
牛を使わない牛乳を生産するために遺伝子組み換えの単細胞微生物を使って大規模に乳タンパク質を作り出す技術。
出来上がった牛乳は、味とテクスチャーの点で、牛から生産される牛乳と同じだが、乳糖、コレステロール、成長ホルモン、抗生物質が含まれていない。その後、乾燥させて粉末状にし、ヨーグルト、チーズ、アイスクリームなど、牛乳ベースの派生製品に使用することができる。
 現在、本物の乳製品を使用している企業は、乳製品のタンパク質をリミルクのタンパク質に置き換えることができる。
 持続可能性に関しては、リミルクの製造工程は、従来の乳製品の製造工程と同等の製品を製造するのに必要な土地の1%、温室効果ガスの排出量の4%、水の5%しか使用していないと推定している。

◉本社所在地
　レホヴォト,イスラエル

◉企業名(設立)
　Remile（2019年）

◉総資金調達額(シリーズ)
1億3,130万ドル（B）