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企業概要

企 業 拠 点 :カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー
設 立 年 月 日 : 2024年
資金調達総額 :約700万ドル
ファ ン ドス テ ー ジ:シード
リード投資家 :Uncork Capital, RRE Ventures, Panache Ventures
従 業 員 数 :約10名

【サービス内容】
生成AIの急速な普及に伴い、データセンターが消費する電力量は爆発的に増加しており、電力網の容量不足やコストの高騰が、インフラ構築における深刻な足かせとなっています。一方で、太陽光や風力といった再生可能エネルギーや、電気をためておく蓄電システムは、需要の変動に左右されやすく、その価値を十分に活かしきれていませんでした。こうした発電・蓄電・消費という複雑なエネルギーの流れをAIでまとめて制御し、クリーンエネルギーの価値を最大限に引き出すために設立されたのが、Soma Energyです。CEOのAthanasios Caramanolis氏は、モルガン・スタンレーなどでエネルギー分野のトレーダーとして活躍し、Amazonの再生可能エネルギー最適化プログラムを手がけた経歴を持つ、この分野の専門家です。

Soma Energyが提供するのは、独立系の発電事業者や大規模データセンター向けの「エネルギー統合管理システム」です。この仕組みは、大きく3つの機能で成り立っています。まず、市場の変動を予測し、電力の調達や価格変動への備えを自動で行うことで、発電量あたりのコストや価格の振れ幅を抑える機能。次に、複数のバッテリーをまとめて管理することで、急な電力変動を和らげ、施設内の電力システムと電力網の両方を安定させる機能。そして、AIの計算処理を、電力需要が少ない時間帯やコストの低い場所へ自動的に振り分ける機能です。

これらの仕組みにより、発電事業者は手持ちの発電設備やバッテリーを、いつ使い、いつためて、いつ売るべきかを見極めて収益を最大化できます。同時に、大規模なデータセンターを運営する企業は電力コストを1〜3割ほど削減でき、施設そのものを電力網に柔軟に対応できる存在に変えることが可能になります。

同社は2026年4月に活動内容を公表し、Uncork CapitalやRRE Venturesなどが中心となったシード資金調達で700万ドルを集めたことを発表しました。AIインフラの拡張に欠かせない「電力」という制約を、ソフトウェアの力で乗り越え、次世代のクリーンエネルギー経済を支える重要な基盤として急成長しています。

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