◉ サービス名 Substack ◉ サービス内容 Substackはニュースレターの有料化サポートを行うライター向けメール配信プラットフォームを提供している。ニュースレター市場は投資家にとって魅力的ではないものの、有力ベンチャーキャピタルのAndreessen Horowitzが同社のシリーズAに参加した。 同社のプラットフォームはライターが購読者数の増加、コンテンツ品質の向上に集中できる様、有料ニュースレターに必要なシステムに関する技術面のサポート総括的に提供している。同社のプラットフォームにはメール配信システム(例:MailChimp)、サイト作成ツール(例:WordPress)、会員機能プラグイン(例:Patreon)、決済システム(例:Stripe)、アプリ管理(例:Heroku)の機能が全て含まれている。 テックに精通していないが自身のニュースレターを有料化したいライターにとって同社のプラットフォームは最適なサービスである同社のプラットフォームの使用料は無料であるが、購読料に対して10%の手数料が請求される。また、月額購読料は最低5ドル/月額と指定されている。無料配信の選択もでき、その場合購読料は請求されない。 さて、Andreessen Horowitzは何故ニュースレター配信サービスに投資したのか?それは、多くのメディア会社(ニュース、ソーシャルメディア、ポッドキャスト、ブログなど)が収益基盤として活用している従来的な広告ベースの収入モデルが今後変わることを見込んでいるからである。ライターの多くがメディアプラットフォームでは無く、自分で直接購読者を保有したいと考えており、ライターと購読者との距離が近いニュースレターの有料購読モデルが流行る傾向にある。 Substackは2年前にたったの3人で創業されたが、同社のプラットフォーム利用者であるライターの購読者数は5万人以上に達している。プラットフォームを利用し年間数十万ドル稼いでいるライターも存在し、ライターにとっても注目すべきスタートアップである。 ◉ 設立年 2013年 ◉ 累計資金調達額 PatreonへExit <出典>From the Alley:アメリカで注目すべきスタートアップを紹介するメルマガ
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