【 ディスニーによるフォックス買収について 】
▼記事
https://www.sankei.com/wired/news/180107/wir1801070002-n1.html
https://wired.jp/2017/12/29/disney-fox-streaming/
▼記事の内容
・買収額は、524億ドル(約6兆円)でメディア史上最大級の規模
・ディズニーが独自のストリーミングサーヴィスを立ち上げれば、ストリーミングの世界が一変することは確実?
・買収後のディズニーは、Hulu株の大部分を所有することになる
・ディズニー独自のストリーミングが無敵になる?
・Netflix、Amazon、Huluなどは、ディズニーとフォックスのコンテンツを活用できなくなるため、近年はオリジナルのコンテンツを強化している
・『スター・ウォーズ』に「X-MEN」シリーズ、『ダイ・ハード』『エイリアン』まで保有する、巨大なコンテンツ帝国が誕生する
▼ディズニーとは?
本業の映画の製作やテーマパークの経営を中心に、三大ネットワークのひとつである放送局のABCやスポーツ専門放送局ESPN、インターネット・ポータル「go.com(Walt Disney Internet Group・旧infoseek)」などを傘下に納めるメディア系総合企業である。ABCやESPNなどの放送局を傘下に納め、世界有数のメディア・エンターテインメント系総合企業体となっている。
(Wikipediaより引用)
▼分析
米メディア大手コムキャストが断念したと発表したことで、ディズニーのフォックス買収が決定的になった。ある情報で見たが、ここ10年以上、ディズニー、フォックス、ワーナー、ソニー、ユニバーサル、パラマウントの6大ハリウッドスタジオが北米の興行収入のほぼ8割を占めており、そのうちのトップシェアであるディズニー(26.3%)と第3位のフォックス(12.9%)が一緒になることで、4割と圧倒的な規模となる。また今回の買収で、ディズニーはフォックス保有の30%を加え、Huluの株の大部分を保有することになる。
ストリーミング業界では、現在もディズニーとフォックスが管理するコンテンツをAmazon・Netflix・Huluまで、幅広いサービスが展開している。今回の買収で、ディズニーが管理しているディズニーシリーズ等やフォックスが管理している『デッドプール』『アバター』『猿の惑星』『エイリアン』『ダイ・ハード』、やX-MENシリーズなどが使用できなくなる。現在は、NetflixやAmazonがトップを走っているが、Huluや新しいサービスが市場を席巻する可能性もある。確実にストリーミング業界が激変する。だが競争はさらに質の良いサービスを生むと考える。オリジナルコンテンツの質向上など各社どのような施策を取ってくるかが楽しみだ。ただディスニーやフォックスコンテンツに偏ったストリーミングサービスは逆に物足りない気がするため各社、総合的なサービスを展開してくれることを祈るばかりだ。また両社の要素の合わさった映像製作も楽しみだ。例えば、ディズニーシリーズに『ザ・シンプソンズ』のキャラクターが登場するなど。SNS等で拡散されること間違いなし。両社の掛け合わせで、様々なキャッシュポイントが生むことができそうだ。