◉ サービス名 PadSplit ◉ サービス内容 PadSplitは手頃な価額の住宅を労働者階級のアメリカ人向けに提供するコリビング・スタートアップ。 最近流行しているコリビングのサービスは主に高価な大都市内に住みたいミレニアル世代のニーズに合わせてサービスを提供している。一方、PadSplitは、コリビングのコンセプトは最も労働者階級の人々に恩恵を与えると考えている。創業者Atticus LeBlanc氏によると、「学生は寮、高齢者はシニア住宅。両者とも共有の住宅オプションがあるが、学生と高齢者の間の年代に対する共有住宅のオプションは余り存在しない。」 同社は住宅貸主と賃借人を繋げるコリビング・マーケットプレイスを提供している。貸主側は一戸建て住宅を複数の賃貸可能な部屋に分割し、コリビング住宅に転換した上でマーケットプレイスに住宅を載せる。(台所、リビング、トイレは全て共有スペースとして使われる。)Common、WeLive等の大手競合が提供するスペースに比べると贅沢ではないが、各部屋は家具付きで、手入れがきちんとなされている。 賃借人側がPadSplitのメンバーとして登録すると、賃借人の職場に近い住宅をマッチングされる。メンバーはコリビング住宅に引っ越し、給与の支給日のタイミングに合わせて週ごとに会員費を払う必要がある。会員費には家賃、水道光熱費などが全て含まれており、(平均で約月550ドル)長期コミットメントの必要もない。 2019年4月の時点で200名以上のメンバーが登録しており、一人毎月約460ドルを節約していると言われている。 PadSplitの注目すべき点はは政府からの補助金を使用していない点である。LeBlanc氏は、手頃な価額の住宅も収益性が高いことを証明するために意図的に補助金なしのビジネスモデルを運営している。現在はアトランタ市のみで運営されているが今後、このようなコリビング事業が実際成り立ち、他州へ拡大できるか注目すべきである。 ◉ 設立年 2017年5月 ◉ 累計資金調達額 460万ドル <出典>From the Alley:アメリカで注目すべきスタートアップを紹介するメルマガ
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