企業概要
企 業 拠 点 :サウジアラビア、リヤド
設 立 年 月 日 :2021年1月1日
資金調達総額 : 約40万ドル
現在のファンドステージ:シード
リード投資家 :500 Global, 500 Mena
従 業 員 数 :51-100名
【サービス内容】
中東、特にサウジアラビアをはじめとする湾岸諸国では、急速な生活習慣の変化に伴い、糖尿病の患者の割合が世界でもトップクラスに高く、深刻な社会課題となっています。しかし、これまでの糖尿病ケアは、一人ひとりの状態に合わせたものではなく、患者自身が毎日血糖値を測り、食事や運動を厳しく管理するという、孤独でつらい作業に頼っていました。こうした自己管理を続けるモチベーションの維持の難しさを、デジタル技術で解決するためにリヤドで設立されたのが、ヘルステック・スタートアップのKaraz(カラズ)です。
Karazは、糖尿病患者の自己管理を支える、総合的なスマートフォンアプリとデータ基盤を提供しています。最大の強みは、連携する医療機器やウェアラブル端末と、AIをスムーズに組み合わせた仕組みである点です。自動的に取り込まれる日々の身体データをAIが分析し、患者一人ひとりに合わせた健康改善のアドバイスや働きかけを、リアルタイムで届けます。
同社は、サウジアラビア食品医薬品庁から、糖尿病に特化した医療プラットフォームとして正式な認可を取得しています。単に数値を記録するだけのアプリにとどまらず、利用者同士が交流できる機能や、楽しみながら報酬が得られるゲーム的な要素を取り入れることで、患者が前向きに健康的な生活を続けられる仕組みを築いています。
同社は、サウジアラビアのムハンマド皇太子が設立したMisk Foundationの起業家支援プログラム「Misk Launchpad」で事業の基盤を固めたのち、世界最大級の投資会社である500 Globalからも出資を獲得しました。「サウジ・ビジョン2030」が掲げる、医療のデジタル化と予防医療の推進を体現する企業として、中東における慢性疾患の管理に新たな方向性をもたらしています。


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