◉ サービス名
Bungalow
◉ サービス内容
Co-living(コリビング)とは他人とシェアハウスで共同生活することを指す。ニューヨーク、サンフランシスコ等、生活費の高い都市部に住みたいミレニアル世代に対し、おしゃれな家具付きのシェアハウスは魅力的である。しかし、このようなサービスは決して安くはない。例えば、WeWorkの子会社であるWeLiveのニューヨーク拠点が提供しているスタジオタイプ(ワンルーム)のアパートに住もうと思うと、月々3,050ドルの家賃が掛かる。高額な家賃の理由は、豪華な共同リビング、キッチン、及び贅沢なコミュニティ・スペースである。
Bungalowのモデルは上記で述べたスタイルとは若干異なる。当社は4ベッドルーム以上の住宅物件をターゲットとし、住宅所有者と3年間のリース契約を結び、ベッドルームをテナントに貸し出す事業を行っている。4ベッドルーム以上の住宅物件は需要が少ないため、1部屋当たりのリース代は1~2ベッドルームの物件より安い。この価額差を利用して、テナントにスタジオタイプの家賃に比べ3〜4割安い賃貸料で提供することができる。WeLive同様に、家具付きのシェア・スペース、ハウスキーピング等のアメニティも付いてくる。現在、7つの都市部で200以上の物件を管理しており、来年はグローバルに拡大する見込みである。
コリビング市場が流行り始めたのはたった数年前だが、既に様々なプレヤーや形態が存在している。コリビングはテナントに対し、他人との繋がりの場と、賃貸コスト削減という、2つの価値を提供している。Bungalowのように形態を工夫し、この2つの価値を提供できるプレヤーが成功すると考えられる。
◉ 設立年
2016年
◉ 累計資金調達額
6400万ドル
<出典>From the Alley:アメリカで注目すべきスタートアップを紹介するメルマガ
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