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世界がモビリティの大転換期を迎える中、「自動運転」はもはや夢物語ではなく、各国の自動車メーカーが競って実用化を目指す次世代技術となりました。しかし、自動運転車の開発には、安全性、信頼性、法規制など、多くの課題が立ちはだかっています。この複雑な未来を、驚くほどスマートに切り拓いている企業があります。
それが、Applied Intuition(アプライド・インテューション)です。

世界の名だたるメーカーが選ぶ“自動運転の頭脳”

2017年、シリコンバレーの中心・マウンテンビューで創業したApplied Intuitionは、自動運転や先進運転支援システム(ADAS)の開発を加速するための“開発インフラ”を提供する企業です。同社のプラットフォームは、自動車メーカーが直面する最大の課題――「現実では試しきれない膨大な走行シナリオ」や「限られたテストコスト」「変化する規制要件」などを解決するために設計されています。
例えば、以下のような機能を備えています

・無限のシナリオを仮想空間で走行テスト可能
・機械学習に不可欠なデータを効率的に収集・整備
・法規制への対応や安全性評価を迅速に実施

そしてこの技術は、トヨタ(Woven)、日産、ポルシェ、GM、LG Electronicsなど、名だたるグローバル企業に採用されています。

自動車だけじゃない。空にも宇宙にも拡がる技術

Applied Intuitionのユースケースは、もはや道路の上にとどまりません。トラック、鉱山機械、農業用車両、さらには防衛分野に至るまで、あらゆるモビリティの「頭脳」として拡張し続けています。2025年には、防衛関連AI開発企業EpiSciを買収し、陸・海・空・宇宙をまたぐ統合AI戦略に着手。
アメリカ国防総省とも連携を深め、無人航空機や戦闘システムに自律性を実装しています。

日本市場への熱視線──“Made with Japan”の可能性

Applied Intuitionは日本にも拠点を構え、日本市場への本格展開を進めています。
その背景には、日本の自動車産業がもつ技術の緻密さと安全性へのこだわり、そして巨大なモビリティ市場としてのポテンシャルへの深い理解があります。同社のテクノロジーは、複雑な車両制御・法規制に対応しながら、安全で効率的な自動運転の実現に大きく貢献することが期待されています。
“日本品質 × シリコンバレーテクノロジー”という、新たな革新の方程式が、ここに生まれつつあります。

次なる挑戦は「生成AI × モビリティ」

Applied Intuitionは、2024年にシリーズEで2.5億ドル(約370億円)の資金調達を完了し、企業評価額は60億ドルに到達。その一部は生成AIの研究開発に投じられ、より賢く、柔軟な自律運転システムの実現を目指しています。未来のモビリティは、「ただ走る」だけでなく、「考え、学び、適応する」時代へ。
その未来を、Applied Intuitionは誰よりも早く見据えています。

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